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不妊治療の参考資料
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その子を、ください。

『「そして、ちぎれるほどに思います。」』
この本には子供を育てられず養子に出そうとする側と、子供に恵まれず養子を育てたいと引き取りにくる側の話、そしてその仲介人の医師である著者・鮫島さんのお話です。
皆、生まれたばかりの赤ん坊を養子に出す話で、ある程度大きくなった子供の話はありません。どんな時に生まれたばかりの子供を手放すのか、また養子を育てたいと願う夫婦の気持ちなどが載っています。色んな例がありますが、必ずしも子供を簡単に手放す訳じゃない事は、養子として育った子供には少しは救いがある内容かもしれません。しかし養親(里親)の人は子供にいつ自分が本当の親ではない事を「告知」するかで、なるべく早めに言う方達が圧倒的に多いというのは初耳でした。2歳くらいで聞かせるとは…。「ママの子供で産まれたかった」と泣く小さな女の子の涙…。反抗期の難しい時期の描写は確かに載っていません。ですが養子について知りたい方には何かしら参考になる本だとは思います。「きっかけ」になるかもしれません。

赤ちゃんが出来ずに友人や周りの人の赤ちゃんを見ては素直に喜べなかった女性は「他の人の幸せを喜んであげられない人生は不幸かも」と語っていました。不妊の果てしない辛さは「どこにでも居る子供(赤ちゃん)」の姿を見る度苦しかったでしょう。子供を養子に出す親の中には経済的に育てられない夫婦や育児ノイローゼもあり、親の勝手で養子に出されて行く子供の事を考えれば複雑極まりないですが、子供が欲しくて大切に育ててくれる養親の感謝の気持ちはそんな産みの親へも向かうんですよね…。人生って複雑です。でもやはり若くして無謀な妊娠は良くないし、経済力や生活能力のない二人(夫婦や恋人)が子供を作る事は反対だとそこから始めるべきの様な気もします。子供の心にはぽっかりと実の両親という穴が開くのだから。

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